講師 服部 正 ごあいさつ

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子どもが困っている状況は、多種多様です。

 

いじめなどのように学校環境に問題がある場合や、成長する子どもの心身に問題がある場合もあります。

 

ですから、学校不適応の原因を特定することは難しいです。

 

原因が明確であるならば、その問題解決への対応も可能なのです。

 

しかし、そこが不明である故に、子どもも保護者も困っているのではないでしょうか。

 

 

 

そこで私は子どもの発達というものを観点にして、個々の子どもに、どのような支援が有効であるのかを、保護者のみなさんと一緒に考えていくようにしています。

 

子どもの問題を抱えている多くの保護者も、そのうちに発達によって自然に問題解決されていくと考えておられる方もおられると想像しています。

 

これは楽観論ですね。

 

 

 

私自身は、このように楽観的に考えていくことも重要である認識をもっていますが、現実のところで、不登校状態が続いてやがて引きこもり状態となることもあるのです。

 

自然には問題解決されずに、不適応の問題を未来に先送りするような事態となりかねない場合もあるのです。

 

 

 

そこで研修会では、子どもの発達についてのレクチャーや、保護者同士の話し合いによるグループワークでの学習をしています。

 

 

 

親は、子どもに問題があって困っていても、適当な相談する場所がなかったり、友人に相談しても、なかなか理解してもらえなかったりすることが多いでしょう。

 

このような悩みを抱える親のための研修の場所が、「自立支援の会 Bolero」です。

 

同じような悩みを抱える親同士がお互いを励まし、知恵を出し合っていくのが大事だと考えます。

 

 

 

私は、悩みを抱えておられる親御さんへの助言や、知識の伝達をする役割をしています。

 

親も一人で悩んでいるのではなく、同じような子どもの悩みを抱える親と仲よくしていくのが大事だと思います。

 

子どもたちに明るい未来が訪れるように、親同士で協力していく活動に賛同してもらえたらうれしいです。

 

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