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【コラム第30号】「親のおはなし交流会」を始めます


 

いつも親へ理論的に支援の話をしています。

 

「発達障害」とか、「不登校」とか、「引きこもり」などの解説をするには、理屈での話の方が分かりやすいからです。

 

でも、親は理屈が分かったとしても、それを具体的に実行するのが難しいですね。

 

野球でホームランを打つには、ボールを真芯で捉えて、思い切り力を込めてバットを振ればよいのですが、そのことを分かっていても、簡単にできるものでありません。

 

それと一緒で、子どもの支援について理解していても、それをうまく実行するのは難しいのです。

 

 

さて、この問題を解決する方法として、「親のおはなし交流会」をスタートさせることにしました。

 

親による支援での様々な問題についてを、親同士で意見交流し、子どもへの支援にお役立てていきたいと考えました。

 

また、親も様々な悩みを抱えておられて、相談する相手も居ないところで孤独になっていることもあります。

 

同じような悩みを抱える親同士が、励まし合い助け合っていけるように、運営していこうと思います。

 

親の願いと当事者の願いとのバランスや整合性を取りながら、双方に役立つ支援になるようにしたいです。

 

支援をうまく機能させるには、当事者と親の両方の協力が理想的です。

 

この夏から始める「親のおはなし交流会」がうまくいくよう願っています。