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【コラム第28号】「自分探し」と「心の旅」


自分は何者なのか。自分は何をやりたいのか。

 

それが分からず、さまよっている方が多く居ます。

 

私も、自分探しをしていたのですが、グループワークと出会って、自分のやりたいことが明確になりました。

 

グループワークをやっていると、二通りのタイプの方が参加してきます。

 

ひとつは、新しい自分に出会うことを目的にして参加されてくる方です。

 

自分のことは分かっているつもりでも、まだ、気付いていない自分の才能や、未来の可能性を見つけたいと思われている方が居ます。

 

他者と関わっていくことによって、自分探しをされる方です。

 

このタイプの方たちは、他者を大事にされるので、お互いに仲よくなっていきます。

 

 

もう一つのタイプの方は、攻撃的・批判的な方です。

 

自分の主張を通そうと、強引なやり方で話をします。

 

「どうして自分が言っていることが理解できないのだ」と、不満で怖い顔をします。

 

他者への批判ばかりになるのです。

 

このようなタイプの方は、仲のよい友達ができません。

 

これは当然の結果です。

 

ですから、グループワークのメンバーに定着できない方が多いです。

 

後者の強引なタイプの方は、ひょっとすると、ご自身の親と同じことをやっておられるのでないかと感じます。

 

ご自身は、「自分の親が悪いのだ」と批判的に言っておられます。

 

しかし、親がうるさく強引にするのと同じように、ご自身もそのようになっていることに、気付かれていないようです。

 

人との関わり方の基本は、親から教えられているのです。

 

ですから、親のことを批判していても、知らず知らずに、自分も同じことをやっている可能性があるのです。

 

そんなわけで、親を批判する前に、自分自身が気をつけなければなりません。

 

 

さて、グループワークは、他者と仲よくすることのトレーニングの場です。

 

ここは、ディペート(討論)をする場でありません。

 

どうやら、人間関係がうまくいかない方というのは、「対人交流」と「討論」の区別ができない方がいるのかも知れません。

 

 

みなさんは、どちらのタイプなのでしょう。

 

少し、考えてみてください。

 

そして、「心の旅」で、自分を見つけてくださいね。