自分は何者なのか。自分は何をやりたいのか。
それが分からず、さまよっている方が多く居ます。
私も、自分探しをしていたのですが、グループワークと出会って、自分のやりたいことが明確になりました。
グループワークをやっていると、二通りのタイプの方が参加してきます。
ひとつは、新しい自分に出会うことを目的にして参加されてくる方です。
自分のことは分かっているつもりでも、まだ、気付いていない自分の才能や、未来の可能性を見つけたいと思われている方が居ます。
他者と関わっていくことによって、自分探しをされる方です。
このタイプの方たちは、他者を大事にされるので、お互いに仲よくなっていきます。
もう一つのタイプの方は、攻撃的・批判的な方です。
自分の主張を通そうと、強引なやり方で話をします。
「どうして自分が言っていることが理解できないのだ」と、不満で怖い顔をします。
他者への批判ばかりになるのです。
このようなタイプの方は、仲のよい友達ができません。
これは当然の結果です。
ですから、グループワークのメンバーに定着できない方が多いです。
後者の強引なタイプの方は、ひょっとすると、ご自身の親と同じことをやっておられるのでないかと感じます。
ご自身は、「自分の親が悪いのだ」と批判的に言っておられます。
しかし、親がうるさく強引にするのと同じように、ご自身もそのようになっていることに、気付かれていないようです。
人との関わり方の基本は、親から教えられているのです。
ですから、親のことを批判していても、知らず知らずに、自分も同じことをやっている可能性があるのです。
そんなわけで、親を批判する前に、自分自身が気をつけなければなりません。
さて、グループワークは、他者と仲よくすることのトレーニングの場です。
ここは、ディペート(討論)をする場でありません。
どうやら、人間関係がうまくいかない方というのは、「対人交流」と「討論」の区別ができない方がいるのかも知れません。
みなさんは、どちらのタイプなのでしょう。
少し、考えてみてください。
そして、「心の旅」で、自分を見つけてくださいね。