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【コラム第20号】「うつ病で苦しんでいるあなたへ」~もうがんばらなくてもよい


うつ病は、医学的にいろんな定義あるようです。

 

ですが今回は、私の考えている「うつ病」から話を進めていきます。

 

遺伝性の「うつ病」というものもあるのですが、多くの方は職場などの環境の悪さが原因となっているように考えています。

 

 

嫌なことがあって、それでも無理に無理を重ねると、「うつ病」になります。

 

 

 

要するに、脳のエネルギーを使い過ぎて、枯渇している状態なのです。

 

働くために元気や活力を出すところである脳内物質が、無くなっている状態が「うつ病」です。

 

ですから、「根性がない」とか「やる気がない」というような、気持ちや意欲の問題でありません。

 

 

 

実際に、「うつ病」の方は、「早くがんばって元気に働けるようになりたい」と思っている方がほとんどです。

 

「うつ病」の解決には、とりあえず静養が必要なのです。

 

安静にすることによって、脳内物質が回復してくるからです。

 

 

 

しかし、「うつ病」となるような方は真面目な人が多いので、「努力が足りない」とか「何とかがんばらなければならない」と考えてしまうのですね。

 

 

でも、必要なものはやはり休養・静養なのです。

 

「仕事や生活の状況が、それを許さない」と言われる方もおられるでしょう。

 

そのような方は、自分の働き方や生活の仕方、対人関係の持ち方を考え直さなければいけません。

 

 

つまり、同じことをやっていれば、更に状態が悪くなっていく可能性があるからです。

 

「どうして、自分はうつになったのか」「どのようにすれば、それを避けることができたのか」をふり返る必要があります。

 

理不尽なとんでもないような、嫌なやつも居ることでしょう。

 

そのような「御仁」に逢ったとしたら、もう限界で、諦めるしかないわけです。

 

 

また、そのようなひどい相手ならば、あなた以外の方でも歯が立たないと思います。

 

極端な話、そのような職場は、「うつ病」となる前に、さっさと自分から辞めてしまう方がよいわけです。

 

さて、私は「うつ病」になりながらも、がんばって仕事を続けておられる方に、敬意を表します。

 

また、その状況が「自分の責任だ」と責めないで欲しいのです。

 

 

がんばっているのは間違いのないことですから、十分に自分を誉めてやってください。

 

 

自分の理解者は、自分しかありません。

 

 

自分を労わって誉めて、自分を元気にしてやってください。

 

それをしていくと、「うつ病」が回復の傾向になっていくはずです。