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【コラム第5号】オキシトシン


コルチゾールの対極の働きをするのは、オキシトシンです。

 

オキシトシンはコルチゾールの活動を抑え、心身を安定した状態にします。

 

オキシトシンは、人と仲よくすることで出る脳内物質です。

 

人でなくても、動物と触れ合うことでもオキシトシンは出ます。

 

 

 

ドッグ・セラピーやホース・セラピーが流行っていますが、これによってオキシトシンが出て気持ちが落ち着くからです。

 

猫カフェなるものが流行るのも、オキシトシンが関係していると思われます。

 

 

 

恋人と仲よくすることでも、オキシトシンが出ます。

 

恋人と会う時の、あのワクワクする心地よさはオキシトシンが出ているからなのです。

 

 

 

人間は長い歴史の過程で、集団で暮らすようになりました。

 

そこで、他者と仲よくするとオキシトシンが出るように遺伝子にプログラムされているのです。

 

反対に、他者と敵対的に関わるとコルチゾールが出るようにプログラムされているのです。

 

 

 

つまり、仲よくする人間は快く生き残ります。

 

しかし、敵対的な傾向のある人間は心身の不調に陥り、滅亡していくようになっていると考えられます。

 

 

 

世の中は腹が立つようなことが多いですが、異常に腹立てないようにして、他者と仲よく暮らすことが大事になるのです。