発達障害の言葉に、「障害」というのがつくところで、長年にわたり嫌な感じでいました。
そこで、今後は発達障害を「発達症」という名称にすることにしました。
旧名の発達障害は、かなり多くの方が該当します。誰にでもある特徴なのです。
だけど、取り巻く環境が悪かったり、差別的な扱いをされると、二次障害が起きて困った状態になります。
また、障害という名前がつくために、自分が障害者なのだと思い込むことによる弊害もあります。
旧名の発達障害の方でも、社会適応して普通の生活を送っている方が多くいます。
また、自分の特性や能力を活かせて、ノーベル賞を受ける方までいるのですから、障害という言葉は不適当だと考えています。
そのようなことで、今後は「発達症」の名称にします。
概念的には、『発達障害症候群(シンドローム)』ということになります。。
発達症は、盛んな成長発達の時期に、何らかの理由で偏った成長発達をした人ということになります。
でも、学習や経験によって、問題が修正されたり、脳機能の成長発達により改善されていく方もいるのです。
発達症の本当の問題は、二次障害にあります。
感覚過敏や体調不良により不快な生活が続き、不登校に始まって引きこもりなどの症状になるのです。
解決策は簡単に言うと、情緒の安定した生活を送ることです。
また、自尊感情を高めて自己肯定感を持つことです。
これには本人だけでなく、家族や教師などの周りの者の理解が必要です。
極論ですが、周りの人間が発達症の症状を重度にしているところがあると考えています。
発達症の当事者は、自分を大切にするように心がけてください。