発達障害の子どもでも通常の子どもと一緒で、愛情を求めていると考えています。
ひょっとすれば、成長発達の問題を抱えている発達障害の子どもの方が、愛情に飢えているかも知れないと思うのです。
学校で問題のある子どもの親は、先生から児童相談所や病院へ行った方がよいと勧められることが多いと思われます。
「発達障害の疑い」というところからです。
先生にすれば、医療の専門家のところで投薬治療などを受ける方がよいと考えるわけです。
ですが、発達障害を治療できる薬物などは、世界中のどこを探してもないのです。
先生方は、そのことをご存じない方が多いようです。
先生は、子どもが児相や病院につながることで、ひと安心されます。
でも、何も問題は解決していないのです。
さて、病院などで薬物を服用するようになった子どもは、少し落ち着いてくるでしょう。
でも、それは薬理作用によって子どもの脳機能の働きが低下している状態です。
薬を止めれば、また元の状態に戻るわけです。
また、薬物により脳機能が低下しますので、先生の働きかけがなければ、生活力も学力も低下していきます。
ですから、学校の先生は、発達障害の子どもの成長発達が、促進されるような教育をしなければいけません。
分かりやすく言うと、薬によって子どもを成長発達させることはあり得ません。
先生が現実に教えて指導することによって、成長発達が可能になるのです。
そのようなことで、先生は発達障害の子どもが意欲的に学習に取り組めるように、温かく優しく親切に向かい合ってください。
そして、対人関係の苦手な子どもには、友達とのかかわり方を教え。
集団に入れない子どもには、先生の傍へ置いて不安にならないように言葉がけをしてやってください。
このような先生の役割の仕事が、発達障害の子どもへの一番の支援になります。
薬物などよりも、よほど効果がある支援です。
そうすれば、どうしたらよいのかということになりますが、愛情をもって子どもに接していくことが重要です。
子どもが「先生が大好き」という気持ちになったならば、あらゆる問題が自然に解決していくと考えられます。
親切に接すれば、先生が大好きになります。
先生との関係が良好になれば、意欲的に他者に関わろうとするようになります。
それにより、発達障害の特性による問題は、大きく改善されるでしょう。
さて、薬物よりも愛情で、発達障害の子どもを支援してくださいね。