現代に生きる私たちが使っている戸籍制度は、明治時代以降に欧米から日本へ入ってきたものです。
江戸時代までは、各地のお寺が市役所の役割を果たしており、住民台帳のようなものがお寺で管理されていたのです。
おもしろいのは、その戸籍上の性別にあります。
江戸時代までは、男と女だけでなく、その他というものがあったようです。
男でも女でもないという性別があったわけです。
このことは、現代のジェンダーの問題に通じていて、男女以外の性を認めていたことになります。
ところが、明治時代になると戸籍法が改正されて、市役所などで戸籍が管理されるようになり、その上に性別が男と女だけになりました。
それで、それまではお寺でどちらでもないとしていた性別を、無理やりに男女だけにしたようです。
そこで起きたことは手術をしたり、かなり無理なことをして、男か女にしてしまっていたようです。
さて、この近代戸籍制度の本当の目的は、男尊女卑であったのだろうと考えます。
国家が無理やりに、これを推進していったのですね。
その後が富国強兵制度ですので、軍隊に徴兵するための制度であったとも考えられます。
ところで、発達障害といわれる子どもの男女の比率が、圧倒的に男が高いのです。
3~4倍でしょうか。
人間は、生まれてくる前の母親のお腹の中で、まず女になるそうです。
そして、そのまま生まれると女になります。
男はその後に熟成期間があり、何らかの変化で男になるようです。
ですから、人間の男になるまでにエネルギーと時間が、女よりも余分に必要となります。
その辺で、男は生まれるまでの成長の不備が、起きやすいのかも知れませんね。
確かに、男の方が生まれてから手がかかります。
男は女に比べて、育て難い面もあります。
さて、男尊女卑は論外であり、人間が平等に生きていける社会になって欲しいですね。