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向精神薬とお酒~異常行動の原因


 

向精神薬を服用している人が、お酒(アルコール)を飲むのは駄目なのです。

 

お酒を飲むと、向精神薬の作用に異常が起きるからです。

 

普段は血液が脳に通って、栄養を運んだり老廃物を処理しています。

 

しかし、脳へは異物が入っていけないので、必要なものだけしか脳の関門を通過しないようになっています。

 

ですから、普段に向精神薬を飲んでも、なかなか脳に薬物が届かない状態になっているのです。

 

その薬物が届き難い状態で、薬物効果が出るように量が調節されているのです。

 

しかし、お酒のアルコールは薬物を溶かして、脳に入り込みやすい状態にします。

 

ですから、普段に処方されている薬物の量でも、異常な効果を出すのです。

 

さて、その異常な薬物効果があると、とんでもない行動をします。

 

家族がそれを見ていて、まさか酒の仕業でそのような異常な状態になっていると思わず、発達障害や精神障害が重くなったと考えてしまうのです。

 

暴れたり、精神錯乱したりするからです。

 

その結果、悪くすれば強制入院や強力な薬物投与という結果になります。

 

でも本当は、向精神薬とお酒を合わせて飲んだだけなのですが、家族にすれば障害や病状の悪化と受け取ってしまうのです。

 

そして、当事者の状態が重篤化していくことになります。

 

ですから、向精神薬を飲んでいる方が、お酒を飲むのは絶対に駄目なのですよ。