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人間の第六感とは~嫌なことを言う人間の種類を察知する能力


 

人間の第六感を別名では、"シックスセンス" とか "スピリチュアル"と言うことがあります。

 

人間には、視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚の五感に加え、第六感というものがあるかも知れないと考えられているのです。

 

第六感とは、理屈では説明できない感覚というものでしょう。

 

私自身も、「感覚で分かる」というような表現をすることがあります。

 

たぶん、これが第六感にあたるものだと思います。

 

それで、第六感とは何かを、私の経験の中で考えてみました。

 

第六感とは、自分の経験的な記憶が根拠になっているのだろうと推測しています。

 

無意識なところで起きる現象ですから、おそらく大脳辺縁系(生命維持に関わる本能的な脳の部位)が働いて起きるものだと考えられます。

 

大脳辺縁系の中でも、記憶に関わる海馬(PTSDのような視覚情報が残っていることがある)の関係があるでしょう。

 

記憶と言っても、海馬では嫌な記憶の方が残りやすいでしょうし、自ら意識ができない領域なので、「何となく嫌だ」とか、「気が進まない」というような言葉でうまく表現できない感覚であると思います。

 

私は、自分に第六感が起きていることを認めますが、超自然現象とか、超能力という理解に至りません。

 

 

 

さて、発達障害や精神障害の当事者の多くが、他者に対する第一印象で「相手が敵か・味方か」をかぎ分けるようなところがあります。

 

まるで、臭いで分かるかのような感じで、人物を見分けるところがあります。

 

その多くの結果は、当たっていると感心させられるような鋭い感度を持っています。

 

でも、外れる場合もありますし、そのことで人間関係がうまくいかなくなることもあるのです。

 

たぶん第六感とは、無意識の部分へ記憶された嫌な人物の顔や、嫌なことがあった場面が写真のように映像として残っていたりしている現象が関係しているのでしょう。

 

そして、似たような顔の人物に会ったり、同じような場面に遭遇した時に、「嫌な感じ」と意識に上がってくるのだと思われます。

 

発達障害や精神障害の当事者は、これまでたくさんの嫌な人に出会ってきた経験から、第六感のようなものが働いて、危険の察知をしているのでしょう。

 

現代社会は、嫌なことを言う人間がたくさんいるので、その結果、「嫌な奴だ」と感じることが多いと思います。

 

そしたら、私自身はどうなのかと確認する必要があります。

 

それで、私は「嫌なことを言う人間の種類」にならないように気を付けたいと思いました。

 

嫌われるのは、避けたいですからね。