自閉症スペクトラム障害は、視力がよくて生後すぐからいろいろな細かな物が見えます。
見え過ぎるのです。
そのことにより、細かな物ばかり見る癖がつき、おおざっぱな物に関心が向かなくなるのです。
これがのちに注意の移動の苦手さになり、こだわりとして現れ、困った問題を引き起こします。
一番の問題は、大脳認知機能の偏りです。
特定部分の脳ばかりが成長発達するので、大脳機能全体の成長発達が歪になってしまいます。
そのようなことで、発達障害である自閉症スペクトラム障害の半数以上の方がADHDを併発していると言われます。
その他にもLDや起立性障害なども併発することが多いようです。
結論は、注意の移動の苦手さがもともとの原因です。
私は、当事者が大人になっていても、注意の移動のトレーニングをしていくことで、困った状態の緩和や解消へ向かっていくと考えています。